日常でよく起こる、ママがイライラすること、それは
「子どもが言う通りに動いてくれない(=言うことを聞かない)」
ではないでしょうか?
例えば、
静かにしなきゃいけない場所なのに、うるさくする
幼稚園の準備をしてほしいのに、遊んでばかりいる
宿題をしなきゃいけない時間なのに「あとでー」と言われる
そういった時、大切なポイント3つをシェアします。
- 子どもの事情も汲み取るための話し合いをする
- 子どもに始める時間を決めてもらって、守らせる
- 公共の場で騒ぐ時などは、お手本を見せる、そしてダメなものはダメ、という毅然とした態度を取り、落ち着くまで一旦その場から子どもを離す
ポイントのベースにあるのは、
「子どもを一人の個人として見る」ということにあります。
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なので、①と②のように、「どうして子どもがやりたくないのか。今は何をやりたいのか。何時までには終わらせないといけないのだけど、どうすればいいか。」など、建設的に話し合ったり、子どもとスケジュールをすり合わせる必要があります。
そして、どうしても守ってもらわないといけない社会のルールについては、絶対に譲らない、という強い意思も必要です。
大きな声を出すべきでない場所の時は、小さな声で「ここは〇〇だから静かにしようね」と根気強く聞かせること、そしてもしそこで泣き叫ばれようとも、毅然とした態度で「ダメなものはダメ。」と伝え、一緒にその場から離れる必要ももちろんあります。
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もし、本当に手に負えない場合は、療育のプロの手助けが必要だとは思います。
そこで頑張って親だけで何とかしようとするのは、親も子どもも不幸になるので、おすすめしません。積極的にプロに頼ってくださいね。
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「子どもを一人の人間として尊重する」というのは、正面からしっかりと向き合って、理由を説明し、子どもに納得してもらう、お互いに妥協点を見つけるために話し合う必要があるので、正直言うとかなり疲れます。
でもこれは、子どもたちが「建設的な話し合いをどうやってするのか」を学ぶ場でもありますし、このコミュニケーションを親子間で取っていると、家族以外のどんな人とでも、しっかりと自分の意見を持って話すことができるようになっていきます。
このスキルは、塾で教えてもらって身につくものではありません。
日々私達大人がどのように子どもたちと話しているか、の結果は、大学受験なり、社会人になって生きていくようになった時に、ようやく成果が見えてきます。
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途方にくれるような気持ちになるかもしれません。すごくわかります。
でも、真剣に子どもたちと向き合った時間は、振り返ってみると宝物になっているはずです。
しんどい時は、「今日はママは疲れているから、話し合いができない」と宣言してもいいんです。
子どもが嫌うのは、嘘や偽りの言葉です。
しんどい時はしんどい、辛い時は辛い、悲しい時は悲しい、嬉しい時は嬉しい。
「子どもが言う通りに動かなくてイライラする」
そんな時は、自分自身の正直な気持ちも話せる機会にしてみてくださいね。
そして、どうしてもしんどい時は、自分一人の時間を絶対に確保してあげてくださいね。
みんなで助け合って、子どもも親も幸せになる育児をしていきましょう。