子どもってたくさん「失敗」しますよね。
あまりに突拍子のないことを見ると、思わず「ええーー!!」となってしまうことももちろんあるかと思います。
育児書には、「子どもの失敗を受け止めましょう」とある。
でもどうしたらいいのか、分からない。。。
子どもが何か「失敗」するたびに、イライラする。。。
でもそんなことでイライラしてしまう自分が嫌だ。
そんな時の心の持っていき方や、やり方、解決方法をシェアします。
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まず大前提があります。それはいくつかの言葉は絶対に使わないって決めることです。
(例えば)
「あーあ!」
「もう、なにやってるの!」
「もう、やめて!!」
これらの言葉は、絶対に言わないって決めましょう。
大丈夫です。本当に言わないって決めたら、自然と言わなくなります。
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その代わりにできることがあります。
「自分も楽になって、子どもも自立する。」
そんな未来を作れる方法があります。
その3ステップはこちら↓
①失敗した事象を、客観的に言語化してあげる。
②解決策を提示、もしくは考えさせる。そして、今後同じことを起こさないためにはどうすればいいか、一緒に考える。
③自分で解決策に取り組む様子を見守る。もしくは、お手伝いが必要な時は少しだけお手伝いしてあげて、最後は自分でやらせてあげる。
ポイントは、あくまでも親は「ガイド」であり、子ども主体に行動させるという点です。
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まだ未就園児の時には、
失敗してしまった事象を言語化した上で、まずは解決策を言ってあげて、お手本を見せてあげる。そして3歳以上で、今まで同じことを何度も言ってきたことは「こういう時はどうすればよかったっけ?」と思い出させてあげる、それだけでいいんです。
(例えば、机の上のコップの水をこぼしたとき)
「お水、こぼしちゃったんだね。大丈夫、布巾で拭けばいいんだよね。こうやって拭くんだよ。布巾はここにあるから、今度またこぼしちゃった時は、ここから取ってきてね。」
(拭いたあとは、)「よし一緒に布巾を洗いにいこうね。こうやって洗うよ。」と最初はお手本を見せて、少し自分でやらせてみる。
そしてその後は布巾を絞って(ここは最初はお手伝いがいるかもしれません。)干す。
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ここまでです。基本的にやるのは全て子どもです。
書いてみると、「めんどくさい!!」と正直思われる方もいらっしゃるかもしれません。
が! あえて言わせてください。
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ママがずっと「私がやったほうが早いから!!」と全部後始末をしていたら、どうなると思いますか?
全部自分で何でもできる自立した子になると思いますか?
ある日気づいたら、全部自分でできるようになっているでしょうか?
残念ながら、ならないんです。。。!!
そして大きくなってから、「なんで自分のことくらい自分でやらないの!?」と親がキレても、やらないんです。。
だって「ママが後始末するのが当たり前」になっているから。
パブロフの犬の実験を聞いたことはありますか?
犬に餌を与えるときに、鈴を一緒に鳴らす。
それを何度も繰り返す。
すると、犬は鈴の音を聞いただけで、よだれを出すようになる(餌がもらえる、と期待するから。)
こういう実験なのですが、子育てでも同じことが起こります。
何か失敗をする
→誰かが後始末をする
→自分でやらなくてもいいと学習し、他人が後始末をしてくれることを期待する、自分から動かない子になる
こういうサイクルが産まれてしまいます。
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なので、どのような子どもに育ってほしいのか。
そこをもう一度明確にして、子どもの失敗の受け止め方について考えてみてくださいね。
そして、できるところから、子どもが自立して将来の親が楽になる、そんな失敗の受け止め方を取り入れてみてくださいね。
どうしてもそんな風にできない!っていうときは、ママが疲れすぎていて余裕がない状態が原因なので、心を整えてあげる方法の投稿を参考にしてみてください。