おやこのミカタ
https://www.savechildren.or.jp/oyakonomikata/
「ついイライラして手をあげてしまった」
「ついカッとなった」
「しつけだと思っていた」
「言うことを聞かないから思わず手を出した」
子どもに手をあげてしまって逮捕された時によく聞く言葉ですね。
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日本でも2019年に体罰が違法、と定められましたが、昭和の時代では体罰が当たり前、むしろ美徳!みたいな風潮でしたよね。
そんな中で育ってきたのに、いきなり「体罰は違法!」となっても、じゃあどうやって子どもをしつければいいのか分からない、という方は多いのではないでしょうか。
そこで今日は、スウェーデン含む北欧の様々な情報を発信している、スウェーデン在住日本人の方が運営していらっしゃるNordラボさんの動画をもとにご紹介します。
動画のリンクをハイライトから飛べるようにしておきますので、ぜひ見てみてくださいね。
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スウェーデンでは、1979年に体罰が法律で禁止、となるまでは、体罰が95%もあったそうなのですが、それがなんと2018年には2%までに下がったそうです。
つまり、日本もこれからもっともっと、体罰をしない育児というのが当たり前になれば、そんな未来が作れるということです。だから「それは北欧だから」ではなく、同じ人間なんだから、可能なはずです。
どの国でも体罰が容認されてきた歴史はあります。
文学の中でもたくさん描かれていますよね。
人間の犯してきた大きな過ちの歴史です。
いかなる形であっても、体罰は身体だけでなく、子どもの心を深く深く傷つけてしまいます。
だから絶対にやってはいけない、とようやく世界でも認識されはじめています。
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今、もし、人知れず子どもに手をあげてしまっている方、絶対に自分を責めないでください。
手をあげているあなたが悪いんじゃない。
そうなってしまっている環境を整えてあげる必要があって、お母さんお父さんへの心のサポートが必要なだけなんです。
自己嫌悪に陥って、自己否定をしてしまうと、余計に手をあげてしまうループが出来上がります。だから、絶対に自分を責めないで。
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Nordラボのようこさんもおっしゃっているのですが、「育児は大変!」なんです。
びっくりするくらい思い通りにいかないことばかりですから。
どんなに愛おしい子どもでも、睡眠不足だったり、仕事で疲れていたり、つまり自分に余裕がないと、子どもにイライラしてしまうのは当たり前。
スウェーデンのように福祉大国だからこそ、何よりも体罰や虐待をしないために、大切な子どもたちを守るために「親自身のケアが大事!」とみんなが認識しているようです。
そして、それこそが「体罰は違法」となった背景にある、大事なメッセージだと思います。
「つい手をあげてしまう。」
「なんか癖みたいになってる。」
そんな方は、おやこのミカタで検索すると出てくる、「心にとめたい10のこと」などを見てみてください。(Nordラボさんの動画の概要欄からも飛べます。)
スクリーンショットを待ち受けにしてもいいかもしれません。
そして、助けを求めてください。
「叩いてることがバレるのが怖い、、、」って思うかもしれないけれど、それよりもとっても悲しいことが起こってしまうことのほうが怖いですよね。
叩いてしまっているあなたも、子どもが大切な気持ちが根底にあるはずなんです。
だから、助けを求めてください。
「好きで産んだんでしょ?」という意見もありますが、そんな意見を言うその人も「好きで産んでもらって、誰かに一生懸命育ててもらった」人なんですよね。
育児は大変です。本当に大変です。
でも、子どもから無償の愛を教えてもらえて、最高の幸せや愛おしさを教えてもらえる、尊い仕事だと思っています。
だからこそ、私達親が、お互いにサポートしあって、知恵をシェアしあって、少しでも子育てを楽にできるようにしていきたいですね。
今日は、少し重いトピックのシェアでしたが、とっても大切だと思うので、書かせてもらいました。
ぜひNordラボさんの動画の方をご覧くださいね。